フランスのダンス競技会:探し方と準備のしかた

フランスには、ダンス競技会を網羅した共通のカレンダーはありません。ジャンルごとに主催者が異なり、日程もシーズンごとに変わります。いちばん確実なのは、自分が踊るジャンルの連盟やサーキットの公式カレンダーを確認し、そのうえで所属クラブを通じてエントリーする方法です。ここでは、誰がどの大会を主催しているか、カテゴリーの見方、そしてシューズ選びで準備しておきたい点をご紹介します。

フランスのダンス競技会の主催者

フランスダンス連盟(FFDanse)

FFDanseは、スポーツ担当省からダンス分野の運営を委任されている連盟です。競技ダンス(スタンダードとラテン)や、パリ2024オリンピックの正式種目となったブレイキンのほか、ジャズやクラシックなどのスタイルについても、選手権やコンクールの形で公式大会を運営しています。大会は一般にピラミッド型で、まず地域やローカルの大会があり、勝ち上がった人が全国選手権に進みます。

出場には、ほとんどの場合、加盟クラブで取得するライセンスが必要です。自分のレベルで出られる大会の案内や、エントリーの取りまとめは、多くの場合クラブが行います。

その他の複合スポーツ連盟

フランススポーツ・文化連盟(FSCF)のような団体も、会員向けにダンスの交流大会を開いています。グループでの参加が多く、年齢別のカテゴリーがあります。通っている教室やアソシエーションがFFDanseに加盟しているとは限らないので、まずは確認してみてください。

国際サーキット

  • WDSF(World DanceSport Federation):アマチュア競技ダンスの国際連盟で、FFDanseも加盟しています。オープン大会やヨーロッパ選手権、世界選手権のカレンダーを公開しています。
  • WDC(World Dance Council):社交ダンスのもう一つの大きなサーキットで、もともとはプロ向けでしたが、2007年にアマチュアのリーグも設けました。
  • WSDC(World Swing Dance Council):ウエストコーストスイングの基準となる団体です。抽選で決まったパートナーと踊る「Jack and Jill」の競技会ではポイントが得られ、そのポイントがレベルの判定に使われます。

サルサ、バチャータ、キゾンバ、タンゴ

ラテン系のソーシャルダンスには、統一された連盟はありません。競技会の多くは、コングレスやフェスティバルの中で主催者が独自に開催しており、ルールもそれぞれ異なります。アルゼンチンタンゴでは、順位をつけないフェスティバルやミロンガが多い一方で、選手権が開かれることもあります。

信頼できる日程の調べ方

  1. 連盟やサーキットの公式サイト:競技ダンスならFFDanseとその地域委員会のカレンダー、国際大会ならWDSF、WDC、WSDCのカレンダーを見ましょう。公式情報として頼れるのはここだけです。
  2. クラブと先生:自分のレベルで出られる大会や、エントリー締切を把握しています。締切は大会の数週間前になることがよくあります。
  3. イベントの公式サイト:サルサやバチャータのコングレスでは、競技会へのエントリーは通常、主催者に直接行います。
  4. ダンサー同士のネットワーク:地元のグループやアソシエーションのページでも告知が共有されますが、電車やホテルを予約する前に、必ず公式の情報源で日程と会場を確認してください。

カレンダーはシーズンごとに公開され、会場の変更や延期などで更新されることがあります。出発の数日前にもう一度確認しておきましょう。

年齢とレベルのカテゴリー:基本の考え方

規則は連盟ごとに異なり、各団体のサイトで確認できます。ただ、基本的な考え方はどのサーキットでも似ています。

  • 年齢:ダンサーは年齢層(子ども、ジュニア、ユース、アダルト、そして何段階かに分かれるシニア)で分けられます。カップルの場合、どちらのパートナーの年齢でカテゴリーが決まるかは規則に定められています。
  • レベル:最初は入門クラスから始め、成績や積み重ねたポイントによって上のクラスに進みます。ウエストコーストスイングでは、たとえばWSDCがNewcomer、Novice、Intermediate、Advanced、All-Star、Championsに分けています。
  • ジャンル:競技ダンスでは、スタンダードとラテンは別々に競われ、レベルが上がるほど踊る種目数が増えることがよくあります。

初めて出るときは、近場で、あまり重圧のかからない大会を選び、どのカテゴリーにエントリーすべきかを先生に確認してもらいましょう。大会当日の流れは、記事社交ダンスの初めての競技会で詳しく紹介しています。

ジャンル別、競技会に備えたいシューズ

競技会では、一日のうちに何度も踊り、待ち時間もあります。緊張で足がむくむこともあります。シューズは履き慣らして信頼できるものを選び、本番当日に新品をおろすのは避けましょう。

ジャンル 女性 男性 ポイント
スタンダード クローズドトゥのパンプス、ヒールは約5〜6.5cmが多い ローヒールのダンス用紐靴 移動時にかかとがしっかり保持されること
ラテン ストラップ付きのオープンサンダル、ヒールは高く細めが多い キューバンヒールのラテンシューズ 土踏まずのしなやかさ、ストラップの調整
サルサ、バチャータ 自分のレベルに合ったヒールのサンダル ダンスシューズまたはダンススニーカー ターンしやすいスエードソール
ウエストコーストスイング ローヒールまたはダンススニーカー フラットシューズまたはダンススニーカー 滑りとグリップのバランス
ブレイキン、ヒップホップ ダンス用スニーカー ダンス用スニーカー グリップ力と足首のホールド

ご自身が出場するサーキットの規則も確認してください。子どもや初心者のカテゴリーによっては、ヒールの高さや服装に決まりがある場合があります。長い一日を想定したモデルをそろえた競技用ダンスシューズのセレクションをご用意しています。ラテン用サンダルは女性用ラテンダンスシューズのコレクションでご覧いただけます。男性の方は男性用社交ダンスシューズをご覧ください。

競技会当日のシューズ チェックリスト

  • メインの一足は、少なくとも数回のレッスンや練習で履いておく。
  • 予備の一足、せめて状態のよいストラップとソールを用意する。
  • 会場の床に合わせてスエードを起こすための真鍮ブラシ。
  • 出番の合間に移動するための普段履き。スエードは屋外の路面に向きません。
  • 出番の合間に足をいたわるためのもの(絆創膏、清潔な靴下)。

注文は早めに。お支払いからお届けまで営業日で約8〜12日かかり、そのあとに履き慣らす時間も必要です。足のコンディションづくりについては、ガイドダンス競技会に向けた足の準備で詳しく解説しています。

よくあるご質問

フランスのダンス競技会の公式カレンダーはどこで見られますか?

競技ダンス、ブレイキンなど連盟が運営するジャンルについては、フランスダンス連盟と、お住まいの地域委員会のサイトをご覧ください。国際大会は、踊るジャンルに応じてWDSF、WDC、WSDCのカレンダーを参照してください。エントリーの締切については、クラブがいちばん頼りになる情報源です。

ダンス競技会に出るにはライセンスが必要ですか?

連盟主催の大会では必要です。ライセンスは通常、加盟クラブで取得します。サルサやバチャータのコングレスの中で開かれる競技会には、それぞれ独自のエントリー条件があるので、イベントのサイトで確認してください。

パートナーなしでもダンス競技会に出られますか?

ジャンルによっては出られます。複数のスタイルにソロのカテゴリーがあり、ウエストコーストスイングのJack and Jillではパートナーが抽選で決まります。一方、ペアで踊る競技ダンスでは、固定のパートナーが必要です。

新品のシューズで競技会に出てもいいですか?

おすすめしません。新品はまだ足の形になじんでおらず、スエードソールも馴染んでいませんし、ストラップで靴擦れすることもあります。本番の前に、何回か練習で履いておきましょう。

Dansezoチーム

Dansezoは、ダンスとシューズの選び方に関する情報記事を発信しています。 Dansezoについて詳しく見る